照蓮坊の邦楽演奏 

第2回 津島てら・まち御縁結び

2018年9月29日(土)、津島市によりの【津島てら・まち御縁結び】第2回が開催された。

これは名古屋外国語大学(愛知県日進市)の学生による調査により東海三県の全市町村の中で、津島市の寺密度が最も高いという結果を記念して7月に開催され好評だったものを受けて、第2回が企画されたそう。

 

龍笛奏者であるご住職も演奏に加わり、本堂で邦楽演奏を聴くという貴重な機会がもうけられた。

まずは「青海波」

 

日本の伝統文様をモチーフに作られた曲とのこと。

「箏は、演奏する曲に合わせて糸を張る柱を移動させて弦の長さを変えることによって調弦を変え、いろいろな曲が奏でられるのです。」

 

楽器や曲の解説を交えながらの演奏会は敷居の高そうな伝統芸能を親しみやすいものにしてくれる。

「雅楽というと神社のイメージが強いかと思いますが、実はお寺でもよく奏でられることがあります。もともと中国から大陸、朝鮮半島を通って日本に伝わったのはお寺、仏教にまず伝わったそうです。そこから、神社などに伝わり全国に広がっていったそうです。有名なところですと宮内庁の雅楽ですね。来年の新天皇即位の際には、その時にしか聴けない曲というのが演奏されるそうです。来年の5月、聴く機会があれば聴いてみてください。

 

 

他にも早春、越天楽など、題名を聞いてもピンとこなくても、節を聞けば誰もが聞き覚えのある曲を中心に奏でられた。

 

「越天楽は皆様に一番なじみのある曲かと思います。神社でよく奏でられており、お祝い事の際に奏される曲です。この越天楽に歌詞をつけたものが黒田節です。♪酒は飲め飲め~♪というお酒を飲む歌です()。少し晴れやかな印象を受ける曲かと思います。」

最後は「ふるさと」を参加者も一緒に唱和して演奏会を終えた。

 

奇数月第一日曜定期開催の「津島でら寺巡り」をはじめ今後もこのような機会が設けられるそう。ぜひ予定をチェックしてご参加いただきたい。